Tabon-Rien’s blog

徒然と雑然と

俳句シリーズ229

 良い大人 至って必死 物販に

 大阪のATCホールで開催中のプリキュア展に、子供達と供に行く。子供より、大人の来場者の方が多かった。

 20年の歴史があるアニメ。どの世代に属するかで、今でいう「推し」が変わる訳でして皆、思い入れのあるプリキュアがかわるんで、皆、思い入れのあるプリキュアの展示前でパシャリ、パシャリ。

 一通り展示を堪能し、最後の物販コーナー。

 子供が楽しい思い出を振り返る最終ポイント。と思いきや、ここでも、大人の方(特定の男子)が容赦なく、推しのグッズを時間をこれでもかとかけて吟味しており、肝心の子供が非常に見にくそうにしていた。

 子供達がメインであってしかるべき場所なのだが、大人が子供の邪魔をしている。しかし、モノを買う金額は、子供のそれをしのぐ。

 企画した側は、沢山買ってくれる良い大人。子供側からすると、長時間特定の場所で吟味して、見たい物販をブロックする困った大人。

 良い大人とは何か。

 矛盾をはらみながら、熱気で溢れかえっていたプリキュア展を後にした。合掌。


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      プリキュア展図録