Tabon-Rien’s blog

徒然と雑然と

俳句シリーズ77

 

  仮染めの 姿がいつか 板につく

  子供の進学、仕事での異動や転勤。

  人それぞれの節目があり、新天地に赴くに当たり、新しい装いをするものの、やはり以前の面影の方がしっくりくる。

  新しい装いが初々しい、気持ちを入れ替え望むと思うも束の間、いつの間にやらその新しい装いが板につく。

   これからも束の間のその瞬間の積み重ねの機会がたくさん訪れるのを楽しみにしながら、今この瞬間を楽しむ。海印三昧、大切に。合掌。

                               梅ゼリー