Tabon-Rien’s blog

徒然と雑然と

俳句シリーズ51

 

  電話口 焦っていても したり顔

  電話の相手の質問に対し、すぐに答えられない社会人一年目の男子。

   時間を置いて、調べないと答えられないはずだが、何故かワンストップで答られるという自信、答えるというポリシーを持っている模様。

  電話を保留にし、質問内容を自分の中で理解出来ぬまま、要領の得ない説明をあれこれ周りに伝え、電話の相手の質問内容に対する答えを急き立てるように求める。

  電話の相手は長い保留で待たされイライラ、答えを尋ね回っている新人も早く答えたいのに、周りが答えを知らずにいることに対しイライラ。

  答えを問われている社内の人も要領の得ない説明にイラ。答えを早くくれと何故か急き立て、答えを知らない尋ねられた側に問題有りといった態度が透けて見えることにまたイラ。

  こうして、イライラの渦を巻き起こした当人は何がまずいか分からない。。。

  イライラと言う名のウィルス。感染症対策は万全にして望むべしと思い、折り返し連絡するよう伝え、電話を一旦切るよう指示した昼下がり。あぁ無情。合唱。

                               しんでれら